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TKC全国会は、租税正義の実現をめざし関与先企業の永続的繁栄に奉仕するわが国最大級の職業会計人集団です。

 東京地方税理士会 

限界利益とは

事業の経費には

(1)売上高と比例して増減する費用=変動費 と、

(2)売上高の増減に関わらず、概ね一定の金額が発生する費用=固定費


があります。


変動費の代表例は商品仕入高や外注費、

固定費の代表例は地代家賃や事務部門の人件費、水道光熱費などです。


限界利益とは、売上高から変動費を引いたものをいいます。つまり、売上高-変動費=限界利益 です。


変動費は通常、売上原価や製造原価を構成する科目です。

したがって多くの場合、限界利益は売上から原価を引いた利益である粗利益(売上総利益)と一致します。

ただし商売の流れによっては、販売費・一般管理費として処理されている経費でも、売上高に応じて増減する変動費にあたるケースもありえます。例えば会計事務所では、売上高が増えるとコピー代(事務用消耗品費)が増えます。この場合、事務用消耗品費は変動費と考えるのが妥当でしょう。


限界利益の考え方は、会計の数値を経営判断に活かす上でとても有用なものです。

一緒に勉強して、慣れていきましょう。


※顧問料の試算にあたり、自社の限界利益の計算が難しいようでしたら、便宜的に粗利益(売上総利益)で代用してください。


限界利益についてさらに詳しく(TKC全国会のサイトへ)